その高額な修理見積もり、すぐに決めなくても大丈夫です。
「修理代が思ったより高かった」
「この金額をかけて直すべきか迷う」
「直さずに売ることはできないの?」
そんなときは、修理費だけを見るのではなく、今の車にどれくらい価値が残っているかも確認してから判断することが大切です。
車が故障すると、「修理する」か「廃車にする」かの二択で考えてしまいがちです。
しかし実際には、
- 修理して乗り続ける
- 別の整備工場でも見積もりを取る
- 故障した状態のまま売却する
- 乗り換える
- 廃車買取を利用する
など、いくつかの選択肢があります。

高額な修理が必要になっても、修理か廃車かの二択ではありません。相見積もりや現状売却なども含めて検討できます。【オートパーツらぼ・イメージ】
大切なのは「修理代が高いから廃車」と決めることではありません。
修理費・今の車の状態・残っている価値・乗り換え費用を並べてから判断することです。
この記事では、高額な修理見積もりが出たときに確認したいポイントと、故障車・不動車でも査定を受ける方法を解説します。
まずは「そのまま乗っていい故障か」を確認する
修理費を考える前に確認したいのが、安全に走行できる状態かどうかです。
特にブレーキ、ステアリング、タイヤ、足回りなど、安全性に直接関わる異常がある場合や、整備工場から走行を止めるよう案内されている場合は、無理に乗り続けないでください。
自走できない場合は、レッカーや積載車などを利用して移動する必要があります。
「修理するかどうかを考える」ことと「故障したまま乗り続ける」ことは別です。
安全性に問題がある車は、まず適切な場所で保管・点検してもらいましょう。
修理見積もりが高かったら、まず内訳を確認する
「修理代○○万円」と言われたときは、金額だけを見るのではなく、何にいくらかかるのかを確認します。
- 交換が必要な部品
- 部品代
- 工賃
- 診断料
- 今回必ず必要な修理
- 予防整備として提案されている作業
- 中古・リビルト部品など別の選択肢があるか
見積もりの中に、今回の故障を直すために必要な作業と、今後を考えて同時にすすめられている整備が含まれている場合もあります。
分からない項目があれば、
「これは今回必ず必要な作業ですか?」
と確認してみると判断しやすくなります。
別の整備工場で見積もりを取る方法もある
高額修理では、修理方法や使用する部品によって見積もりが変わることがあります。
そのため、すぐに修理を決めなくても問題ない状況であれば、別の整備工場へ相談する方法もあります。
ただし、診断料や車両の移動費が発生する場合もあるため、事前に確認してください。

高額修理では、まず安全性を確認し、見積もりの内訳を確認したうえで、必要なら別の整備工場にも相談しましょう。【オートパーツらぼ・イメージ】
修理するか迷ったときに確認したい6つのポイント
ポイント1|修理後、あと何年乗りたいか
まず考えたいのは、修理後もその車にどれくらい乗り続けたいかです。
たとえば高額な修理でも、
- 車自体を気に入っている
- ほかの部分の状態が良い
- 今後も長く乗る予定
- 次に欲しい車がまだ決まっていない
のであれば、修理して乗り続ける価値はあります。
逆に、近いうちに買い替えるつもりだった車へ高額な修理費をかけるのであれば、一度立ち止まって考えたいところです。
ポイント2|今回だけの故障か、修理が続いているか
今回の故障だけを直せばしばらく安心して乗れそうなのか、それとも最近ほかの部分でも故障が続いているのかで判断は変わります。
年数や走行距離が増えると、複数の部品が同じ時期に交換時期を迎えることもあります。
今回の修理費だけでなく、近いうちに必要になりそうな整備についても整備工場へ確認しておくと判断材料になります。
ポイント3|修理代だけでなく「次の車に必要なお金」と比べる
修理費が30万円、50万円と高額になると、「それなら買い替えた方が得なのでは?」と考えるかもしれません。
ただし、買い替えには車両本体価格だけでなく、
- 諸費用
- 税金
- 登録費用
- 保険の変更
- タイヤや用品などの追加費用
が発生することがあります。
「修理代」と「次の車の価格」だけではなく、乗り換え全体で必要なお金まで比較することが大切です。

修理か乗り換えか迷ったときは、修理代だけでなく、今後の維持費や次の車に必要な総額、現在の車の売却額まで含めて比べましょう。【オートパーツらぼ・イメージ】
ポイント4|今の車にいくら価値が残っているか
高額修理の判断で、意外と見落としやすいのが現在の車の価値です。
故障している車でも、必ず価値がなくなるわけではありません。
中古車としての価値だけでなく、部品や資源として価値が残るケースもあります。
そこで修理を決める前に、
「今の故障した状態なら、いくらくらいになるのか」
を一度確認してみる方法があります。
査定額が分かれば、
修理して乗り続ける
修理せず現状のまま売る
売却して別の車へ乗り換える
という選択肢を比較しやすくなります。
ポイント5|売るためだけに先に修理しない
「故障したままだと安くなるから、直してから売った方がいいのでは?」
と考える方もいると思います。
しかし、修理にかけた金額と同じだけ査定額が上がるとは限りません。
売却を考えている場合は、先に高額な修理をするのではなく、
故障した状態で一度査定してもらい、修理した方がよいのか判断する方が比較しやすくなります。

売却を考えている場合は、先に高額な修理をするのではなく、故障した状態で査定して現在の価値を確認する方法もあります。【オートパーツらぼ・イメージ】
ポイント6|事故が原因なら保険の補償も確認する
事故による損傷の場合は、加入している自動車保険の補償対象になる可能性があります。
車両保険の加入状況、免責金額、事故内容などによって扱いが異なるため、修理費を全額自己負担すると決める前に保険会社へ確認してください。
修理して乗り続ける選択が向いているケース
- 今の車をまだ長く乗りたい
- 今回以外の部分は比較的良好
- 故障原因と修理範囲がはっきりしている
- 修理後も長期間使う予定がある
- 乗り換えに必要な費用の方が大きい
- 車に愛着があり、乗り続けたい理由がある
車は単純な金額だけで決めるものではありません。
自分が気に入っていて、必要な修理をすればまだ使えるのであれば、費用をかけて維持することも十分選択肢になります。
売却・乗り換えも検討したいケース
- 高額な修理が必要になった
- 最近故障や部品交換が続いている
- もともと近いうちに乗り換える予定だった
- 車検やタイヤ交換など別の費用も近い
- 故障車のままでも査定額が付く
- 次の車へ乗り換える資金計画が立てられる
この場合も、すぐに廃車を決める必要はありません。
まず現在価値を確認し、その数字を見てから修理・売却・乗り換えを比較してみましょう。
まだ「直すか売るか」決めていないならカーネクストで査定額を確認
高額修理を前に、
「まだ売るとは決めていないけれど、今の車がいくらになるのか知りたい」
という方に使いやすいのが、カーネクストです。
カーネクストでは、売却を前提にせず査定だけを依頼することも可能と案内されています。
そのため、修理を決める前の判断材料として査定額を確認できます。
カーネクストの主な特徴
- 査定だけでも利用できる
- 査定後に必ず売却する必要はない
- 車検切れ・不動車も査定対象
- 全国対応で引取費用は原則無料
- 名義変更や抹消登録などの手続きも代行
※一部離島など条件によって対応が異なる場合があります。また、リサイクル料金が未預託の場合などは別途負担が必要になる場合があります。最新条件は公式サイトでご確認ください。
査定額を確認した結果、
「この金額なら修理して乗ろう」
となっても問題ありません。
反対に、
「修理費をかけるより、この状態で売って乗り換えた方が自分には合っている」
と判断することもできます。
修理を決める前に、今の状態でいくらになるか確認したい方へ
売却を決めていなくても、まず査定額を確認して判断材料にできます。
※査定額や買取可否は、車種・年式・走行距離・車両状態などによって異なります。
故障が重い・自走できない車ならハイシャルも候補
故障が重く、
- 自走できない
- 長期間動かしていない
- 事故で大きく損傷している
- 古くて通常の中古車査定では値段が付きにくい
- 廃車も含めて検討している
という場合は、廃車・故障車を扱うサービスも比較候補になります。
ハイシャルでは、事故車や不動車なども対象としており、引取や廃車手続きの代行費用は原則無料と案内されています。
ハイシャルの主な特徴
- 事故車・故障車・不動車なども相談できる
- 引取費用は原則無料
- 廃車手続きの代行も無料
- 契約後や実車確認後の減額なしと案内
- 累計相談件数60万件(2026年8月時点の公式データ)
※一部島しょ部など、条件によって無料引取の対象外となる場合があります。最新の利用条件をご確認ください。
「もう廃車しかない」と自分で決めてしまう前に、買取できる状態なのか確認してみる方法があります。
故障車・不動車でも買取できるか確認したい方へ
※買取価格・引取条件・対応可否は車両状態や地域などによって異なります。
カーネクストとハイシャルはどう使い分ける?
どちらも故障車などを相談できますが、この記事では次のように考えると分かりやすいです。
| サービス | こんなときに確認 | 記事内での役割 |
|---|---|---|
| カーネクスト | 修理するか売るかまだ迷っている | 現在の査定額を確認したい |
| ハイシャル | 故障が重い・自走できない・廃車も検討中 | 故障車・不動車の買取可否を確認したい |
必ずどちらかへ売らなければならないわけではありません。
査定額を知ること自体を、修理するかどうかの判断材料として使うという考え方で十分です。
「廃車にする」と「価値がない」は同じではない
修理費が高い車や動かない車を見ると、
「もう価値は0円だろう」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、中古車として再販売が難しい車でも、部品や資源など別の価値が残っている場合があります。
そのため、処分費用を払って廃車にする前に、故障車や不動車を扱う買取サービスへ確認してみる価値があります。

中古車としての価値が低い車でも、部品や資源として価値が残っている場合があります。【オートパーツらぼ・イメージ】
「ディーラーや一般的な中古車査定で値段が付かなかった」=「どこでも価値がない」とは限りません。
まだ普通に走れる車なら、通常の車買取も比較する
今回の記事は、主に「高額な修理が必要な車」「故障車・不動車」を想定しています。
一方で、
- まだ普通に走行できる
- 修理費はかかるが中古車として十分売れそう
- 単純に買い替えを考えている
のであれば、一般的な中古車買取サービスやディーラー下取りも比較対象になります。
その場合は、ディーラー下取りだけで決めず、複数の売却方法を比較する考え方を
STEP6「車を売るときはディーラー下取りだけで決めない」
で紹介しています。
高額修理と故障車売却でよくある疑問
修理見積もりが高ければ、すぐ廃車にした方がいい?
いいえ。
今後何年乗りたいのか、ほかの部分の状態、乗り換え費用、現在の査定価値などを確認してから判断するのがおすすめです。
故障した車でも査定してもらえる?
サービスによりますが、故障車や不動車を対象としている買取サービスがあります。
今回紹介したカーネクスト、ハイシャルも故障車・不動車の相談が可能です。
査定を受けたら必ず売らないといけない?
カーネクストは、査定のみの利用も可能で、査定後に必ず売却する必要はないと公式に案内しています。
修理するかどうかの判断材料として、まず価格を確認する使い方もできます。
修理してから売った方が高くなる?
修理すれば査定額が上がる可能性はありますが、修理費以上に査定額が上がるとは限りません。
売却を考えているなら、先に現状で査定を受けてから修理するか判断すると比較しやすくなります。
車検切れや動かない車でも売れる?
車検切れや不動車でも対応する買取サービスがあります。
ただし、車両状態や地域によって対応条件が異なるため、査定時に詳しい状態を伝えて確認してください。
まとめ|高額修理は「修理費」と「今の車の価値」を比べて決める
高額な修理見積もりが出たからといって、すぐ修理する必要も、すぐ廃車にする必要もありません。
① まず安全に走れる状態か確認する
② 修理見積もりの内訳を確認する
③ 必要なら別の整備工場にも相談する
④ 修理後あと何年乗りたいか考える
⑤ 今の故障した状態での査定額を確認する
⑥ 修理・売却・乗り換えに必要なお金を比較する
この順番で確認すると判断しやすくなります。
査定額を確認した結果、修理して乗ることを選んでも問題ありません。
大切なのは、
「修理するしかない」「廃車にするしかない」と思い込む前に、選択肢を知ってから決めることです。
KAZUYAからひとこと
車の修理見積もりが高いと、どうしてもその金額だけに目がいきます。
でも、本当に考えたいのは、
「この車にこれからいくら使うか」
「今の車にはいくら価値が残っているか」
「乗り換えるなら全部でいくら必要か」
という全体のバランスです。
必要な修理なら、きちんとお金をかけて直す。
一方で、修理する前に売却という選択肢も含めて比較できるなら、一度確認してから決めても遅くありません。
追伸|査定を取ることと、車を売ることは同じではありません。
高額修理を前に「今売ったらいくらなのか」を知っておけば、修理する場合にも判断しやすくなります。
査定額を確認して、
「この金額なら直して乗り続けよう」
と決めるのも一つの答えです。
修理を決める前に、一度だけ今の価値を確認しておく。
それだけでも選択肢はかなり見えやすくなります。

査定額を確認することは売却を決めることではありません。現在価値を知ることで、修理・売却・乗り換えを比較しやすくなります。【オートパーツらぼ・イメージ】
まずは今の状態で、車にどれくらい価値が残っているか確認してみませんか?
カーネクストは査定だけでも利用でき、査定額に納得できなければ無理に売却する必要はありません。
修理費と比較するための判断材料として、現在の査定額を確認できます。
※査定額・買取可否・引取条件などは車種、年式、走行距離、車両状態、地域などによって異なります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
自動車保険・車検・タイヤ・駐車場など、ほかの維持費も見直したい方は
車で損しないための7つの見直しポイント
も参考にしてください。
参考:カーネクスト公式サイト、ハイシャル公式サイト(2026年10月確認)
