アルファードにBBSの20インチホイールが最高の選択な理由

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アルファードの足元を極める失敗しないホイール選びの法則 アルファード
アルファードの足元を極めるホイール選び【オートパーツらぼ・イメージ】

こんにちは。オートパーツらぼ、運営者のKAZUYです。

圧倒的な存在感を放つ高級ミニバン、その足元をどう飾るか。アルファードのホイール選びで悩んでいるあなたへ。

数あるブランドの中でも、憧れのBBSを履かせたいと考える方は本当に多いですよね。

特に、アルファードにBBSの20インチホイールを装着したいという声はよく聞きますし、私もその組み合わせが一番バランスが良いのかなと思います。

でも、いざ探してみると、40系アルファードのBBSホイール事情は少し複雑だったりします。

例えば、30系アルファードのBBSホイールからそのまま引き継げるのか不安になったり、人気の40系アルファード用BBSのLMモデルが自分の車に合うのか気になったりしませんか。

さらに、アルファードにBBSの21インチを選んで極限の迫力を求めるか、それとも乗り心地を重視してアルファードにBBSの19インチやアルファードにBBSの18インチにするべきか、サイズ選びも迷いどころですよね。

そして、気になるのはやっぱりアルファード用BBSの20インチの値段や、トヨタ純正のBBSホイールをうまく流用できないかといった費用面のお悩みもあるはずです。

この記事では、そんなあなたの疑問を一つずつ丁寧に紐解いていきます。アルファードのホイールのサイズ選びから、世代ごとの注意点、そして失敗しないためのポイントまで、じっくり解説していきますね。

読み終える頃には、あなたの愛車にぴったりの足回りが見つかっているはずですよ。

・40系と30系のアルファードで異なるホイールの適合条件
・アルファードに20インチのBBSがベストバランスとされる理由
・乗り心地や見た目で比較する18インチから21インチの選び方
・純正BBS流用の危険性と安全にカスタムするための基礎知識
  1. BBSの20インチホイールがアルファードに合う訳
    1. 40系と30系で異なる足回りの変更点
      1. P.C.D.とハブボルト規格の変更
      2. 30系からの流用は物理的に不可能
      3. ナットの座面形状にも要注意
    2. 40系アルファードに最適なBBSのサイズ
      1. 見た目と乗り心地の完璧なバランス
      2. ミリ単位でこだわる出ヅラの設定
    3. ヴェルファイアにも共通するマッチング効果
      1. プラットフォーム共有による恩恵
      2. キャラクターに合わせたデザイン選び
    4. 40系アルファードを飾るBBSのLMと主要モデル
      1. 王道にして頂点「BBS LM」
      2. クラシカルな魅力「SUPER-RS」
      3. レーシング直系の軽さ「RE-V7」「RI-S」「RI-D」
    5. 21インチや19インチなど前後サイズとの比較
      1. 極限の迫力を求める「21インチ」
      2. 実用性と経済性を兼ね備えた「19インチ」
  2. BBSホイールの20インチをアルファードに選ぶ基準
    1. モデリスタ仕様からの変更と19インチの実用性
      1. 人と被らないためのカスタマイズ
      2. 純正19インチからのステップアップ
    2. コンフォート性能を極める18インチの選択肢
      1. バネ下重量軽減の恩恵をダイレクトに感じる
      2. 降雪地域のスタッドレス用として
    3. トヨタ純正BBSホイールを流用する際のリスク
      1. 世代によるP.C.D.の不一致
      2. ナット座面形状の違いが生む致命的な事故
    4. 大人のローダウンを叶える車高調との相乗効果
      1. 「大人のローダウン」とは
      2. 最新の車高調キットの実力
      3. アライメント調整を甘く見ない
    5. 20インチBBSの気になる価格帯と高い資産価値
      1. 初期投資はどれくらい?
      2. 驚くべき「リセールバリュー」
    6. BBSホイールの20インチとアルファードのまとめ

BBSの20インチホイールがアルファードに合う訳

アルファードの魅力を最大限に引き出すなら、足元にはこだわりたいところですよね。

ここでは、なぜ数あるサイズの中でも20インチのBBSが圧倒的に支持されているのか、その理由を最新の車両事情と合わせて詳しく見ていきましょう。

・40系と30系で異なる足回りの変更点
・40系アルファードに最適なBBSのサイズ
・ヴェルファイアにも共通するマッチング効果
・40系アルファードを飾るBBSのLMと主要モデル
・21インチや19インチなど前後サイズとの比較

40系と30系で異なる足回りの変更点

アルファードのホイールカスタムを考える上で、絶対に知っておかなければならないのが、30系から40系へのフルモデルチェンジに伴う足回りの大きな変化です。

P.C.D.とハブボルト規格の変更

30系のPCD114.3から40系のPCD120への欧州車規格への進化と流用不可の警告

30系と40系のPCD・ボルト規格の違い【オートパーツらぼ・イメージ】

一番の大きなポイントは、ホイールを車体に固定するための規格である「P.C.D.(ピッチ・サークル・ダイヤメーター)」とハブボルトのサイズが変わったことです。

これまで30系アルファードをはじめ、多くの国産ミニバンで標準的だったのは「5穴 P.C.D. 114.3」という規格でした。しかし、新型の40系からは、これが「5穴 P.C.D. 120」へと大幅に変更されています。

なぜこんな変更があったのかというと、アルファードがより高級志向になり、車両重量が増えたことや、ハイブリッドシステムによる強いパワーをしっかり受け止めるためですね。

P.C.D. 120といえば、レクサスLSなどの高級セダンや欧州車でよく使われる規格です。(出典:トヨタ自動車株式会社『新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発売』)

アルファードが世界に通用するラグジュアリーカーに進化した証拠とも言えますね。

さらに、ボルトの太さも従来のM12からM14へと太くなっています。

これにより、ホイールにかかる負荷への耐久性(ロードインデックス)の基準もグッと引き上げられました。

なお、40系アルファードの具体的なホイール適合サイズやインセットについて詳しく知りたい方は、40アルファードのホイール流用と適合サイズ解説もあわせてチェックしてみてください。マッチングの失敗を防ぎやすくなります。

30系からの流用は物理的に不可能

この規格変更によって何が起きるかというと、30系で履いていたP.C.D. 114.3のBBSホイールを、40系にそのまま付け替えることは物理的にできないということです。

もし30系のホイールサイズやツライチ設定を詳しく確認したい場合は、30系アルファードのホイールマッチング解説も参考になります。

乗り換えの際は足回りの流用ができない点に注意が必要です。

注意:買い替え時の確認事項

車を30系から40系に乗り換える際は、ホイールも必ず「40系専用スペック(5H-120)」に買い替える必要があります。

中古でホイールを探す際も、P.C.D.がどちらの規格なのかを最優先で確認してくださいね。

ナットの座面形状にも要注意

もう一つ見落としがちなのが、ナットの「座面形状」です。

トヨタの純正アルミホイールは底が平らな「平面座」というナットを使っていますが、BBSなど社外品のホイールの多くは斜めになっている「60度テーパー座」を前提として作られています。

そのため、BBSホイールを装着する時は、純正のナットを使い回すことはできません。

KYO-EI製のブルロック・タスキー(M14×P1.5、60度テーパー座)やWORK製のロックナットセットなど、しっかり規格に合った社外品のナットを別で用意する必要があるんですよ。

車両型式 P.C.D. / 穴数 ボルト規格 純正ナット座面 BBS装着時推奨座面
30系アルファード 114.3 / 5H M12 × 1.5 平面座 60度テーパー座
40系アルファード 120.0 / 5H M14 × 1.5 平面座 60度テーパー座

40系アルファードに最適なBBSのサイズ

アルファードに最適な20インチ 8.0J/8.5J インセット+38〜+40の黄金比

20インチホイール黄金比の図解【オートパーツらぼ・イメージ】

なぜ「20インチ」がこんなにも人気なのか。

それは、アルファードの大きなボディに対して、見た目のカッコよさと日常での使い勝手を最高レベルで両立できる「黄金比」のサイズだからです。

見た目と乗り心地の完璧なバランス

アルファードの純正ホイールは、グレードによって17インチから19インチが設定されています。

ここから20インチへインチアップすることは、やりすぎない絶妙なカスタマイズなんです。

40系アルファードに20インチを履かせる場合、タイヤサイズは「245/45R20」が主流です。

30系の時の主流だった「245/40R20」と比べると、タイヤの厚み(偏平率)が少し増えていて、空気がたっぷり入るようになっています。

このおかげで、低偏平タイヤ特有の「ゴツゴツした硬い突き上げ」をかなり抑えることができるんですよ。

30系主流の245/40R20と40系主流の245/45R20のタイヤの厚みの違いによる乗り心地向上効果

タイヤの厚みと乗り心地の比較【オートパーツらぼ・イメージ】

せっかくエグゼクティブラウンジのような最高のシートに座っていても、乗り心地が悪かったら台無しですよね。

20インチなら、家族や大切なゲストを乗せても不満が出ない、極上の乗り心地をキープできるのが魅力です。

ミリ単位でこだわる出ヅラの設定

BBSホイールを履かせる醍醐味って、やっぱりフェンダーとホイールの面を合わせる「ツライチ(出ヅラ)」のセッティングですよね。

20インチの場合、リム幅を8.0Jや8.5Jにして、インセット(オフセット)を+38から+40くらいで調整すると、車検に通る範囲で車のワイド感をしっかり強調できます。

特に40系では、前後ともに「20インチ 8.0J 5H120 +40」の同サイズを入れるスタイルが王道です。これならタイヤの前後ローテーションもできるので、お財布にも優しい実用的なセッティングかなと思います。

高速走行時のハンドルのブレを抑制する専用設計のPFS(パーフェクト・フィット・システム)

BBS専用ハブリングPFSの効果【オートパーツらぼ・イメージ】

PFS(パーフェクト・フィット・システム)の恩恵

BBSには専用のハブリング(PFS)が用意されています。

これを使うことで車体とホイールがピタッと密着し、高速道路を走っている時のハンドルのブレをピタッと抑えてくれます。見た目だけじゃなく、走りも上質になるのがBBSの凄さですね。

ヴェルファイアにも共通するマッチング効果

アルファードの兄弟車であるヴェルファイアに乗っている方も、足回りのカスタマイズで悩むポイントは同じです。

基本構造が一緒なので、ホイールの適合データはアルファードのものがそのまま使えます。

プラットフォーム共有による恩恵

サスペンションの構造やフェンダーの広さ、そして先ほどお話ししたP.C.D.の規格(30系は114.3、40系は120)は、アルファードとヴェルファイアで完全に一致しています。

ですから、「アルファードでこのサイズが履けた」という情報は、ヴェルファイアオーナーにとっても非常に役立つデータになります。

キャラクターに合わせたデザイン選び

ただ、ヴェルファイアはアルファードに比べて、フロントマスクがかなりアグレッシブでスポーティーなキャラクターですよね。そのため、選ばれるホイールのデザインや色には少し違いが出ることが多いです。

ヴェルファイアのオーナーさんには、重厚感のあるメッシュデザインよりも、スポークが細くてシャープな「BBS RN」や「BBS RZ-D」といった鍛造1ピースモデルが好まれる傾向があります。色も、マットグレイ(MGR)やダイヤモンドブラック(DB)などのダークトーンを選んで、足元をギュッと引き締めるスタイルがめちゃくちゃ似合いますよ。

40系アルファードを飾るBBSのLMと主要モデル

圧倒的な存在感を放つ王道クロススポークのLMと、バネ下重量を大幅に軽量化するレーシング設計のRE-V7・RI-D

BBSの主要モデルデザイン比較【オートパーツらぼ・イメージ】

BBSには数多くのモデルがありますが、アルファードオーナーから圧倒的に支持されている代表的なモデルをいくつかご紹介します。

それぞれのデザインと特徴を知ると、もっと選びやすくなるはずです。

王道にして頂点「BBS LM」

アルファードといえば、やっぱり「BBS LM(Le Mans)」は外せません。

1994年の登場以来、ずっと愛され続けている伝統的なクロススポークデザインは、アルファードの巨大なボディにも負けない風格を持っています。(出典:BBSジャパン株式会社『製品情報 LM』)

LMの良さは、その圧倒的な存在感とカラーバリエーションの豊富さです。

王道の「ダイヤモンドシルバー(DS)」は純正のメッキパーツと相性抜群ですし、最近人気の「ダイヤモンドブラック(DB)」や「ゴールド(GL)」でインナーリムがブラックアウトされたモデルは、足元をシャープに見せてくれます。

BBS LM(20インチ)の価格目安

1本あたり約20万円〜21万円強。

タイヤセットで考えると80万円〜100万円を超えるハイエンドな商品ですが、その価値は十分にあります。(※価格はあくまで一般的な目安であり、時期や店舗によって変動します。正確な情報は公式サイトや販売店でご確認ください。)

クラシカルな魅力「SUPER-RS」

アルファードの広いボディサイドに負けない威厳を放つのが、鍛造2ピースの「SUPER-RS」です。

17本の繊細なメッシュと大きなセンターキャップが、VIPカーのような堂々としたスタイルを作り上げてくれます。ネオクラシックな雰囲気が好きな方にはたまらない選択肢ですね。

レーシング直系の軽さ「RE-V7」「RI-S」「RI-D」

もっとスポーティーに走りたい、車の動きを軽くしたいという方には、鍛造1ピースのモデルがおすすめです。

「RE-V7」は最新のレーシングデザインを受け継いでいて、純正ホイールに比べて1本あたり約2.5kgも軽くなります。バネ下重量が軽くなることで、走り出しの軽快さやハンドルの反応の良さが素人でもハッキリ分かるレベルで変わりますよ。

他にも、超超ジュラルミンを使った究極の軽量モデル「RI-D」など、他と絶対に被りたくない人向けのハイエンドモデルも揃っています。

21インチや19インチなど前後サイズとの比較

20インチがベストバランスだと言いましたが、「もっと大きくしたい!」「いや、少し小さめが良いかも」と考える方もいるでしょう。ここでは、21インチや19インチを選んだ場合の世界についてお話しします。

極限の迫力を求める「21インチ」

40系アルファードのフェンダーは本当に広く作られているので、21インチをスッポリ収めることも可能です。

車高調でローダウンして21インチのBBSを履かせた姿は、まるでモーターショーのコンセプトカーのように完璧なプロポーションになります。

ただ、このカッコよさには物理的な代償が伴うことも知っておいてください。

  • 乗り心地の悪化とリム打ちリスク:タイヤが極端に薄くなる(245/35R21など)ため、路面の段差の衝撃がダイレクトに伝わります。段差でホイールのリムを曲げてしまう(リム打ち)リスクがかなり高くなります。
  • メンテナンスの難しさ:21インチは巨大すぎるため、普通のカー用品店やガソリンスタンドのタイヤチェンジャーでは作業を断られることが多いです。専門ショップを探す必要があり、工賃も跳ね上がります。

後席の家族から「乗り心地が悪い!」とクレームが来るかもしれないので、21インチは「見せること」に特化したエクストリームな選択だと思っておいた方が良いかもですね。

実用性と経済性を兼ね備えた「19インチ」

逆に19インチは、乗り心地と実用性を両立させたい方に人気です。

タイヤのクッション性がしっかり保たれるので、純正の乗り心地を損なわずにBBSの軽さや剛性の高さを味わうことができます。

また、タイヤ代も20インチや21インチに比べると安く済むので、ランニングコストを抑えたい方には賢い選択と言えます。

BBSホイールの20インチをアルファードに選ぶ基準

ここからは、実際にホイールを選ぶ際に知っておきたい、もう一歩踏み込んだ基準についてお話しします。

他のサイズとの違いや、足回りのセッティング、そして気になるお金の話まで、後悔しないためのポイントをまとめてみました。

・モデリスタ仕様からの変更と19インチの実用性
・コンフォート性能を極める18インチの選択肢
・トヨタ純正BBSホイールを流用する際のリスク
・大人のローダウンを叶える車高調との相乗効果
・20インチBBSの気になる価格帯と高い資産価値
・BBSホイールの20インチとアルファードのまとめ

モデリスタ仕様からの変更と19インチの実用性

アルファードを買う時、多くの方が純正のカスタマイズブランドである「モデリスタ」のエアロやホイールをセットで注文しますよね。

モデリスタのホイール(ウイングダンサーシリーズなど)は、多くが19インチに設定されています。

人と被らないためのカスタマイズ

モデリスタは確かにカッコいいんですが、街中を走っていると「あ、あのアルファードもモデリスタだ」と同じ仕様の車とすれ違うことが本当に多いんです。それが嫌で、「エアロはモデリスタのままで、ホイールだけBBSに替えたい」と考えるオーナーさんがたくさんいます。

純正19インチからのステップアップ

納車時のモデリスタ等純正品を高値で売却しホイール購入の資金化にするステップアップ術

モデリスタ売却からの賢い買い替え術【オートパーツらぼ・イメージ】

この時、あえてインチアップせずに同径の19インチBBS(RG-RやLMなど)を選ぶというのも一つの手です。

実は、納車されてすぐに取り外したモデリスタの純正19インチホイールは、オークションなどで結構良い値段(4万円〜10万円程度)で売れたりします。

その売却資金を元手にして、19インチのBBSにステップアップするというサイクルは、お財布にも優しい非常に賢いやり方だと思いますよ。

19インチなら、タイヤの選択肢も多く、乗り心地も十分に確保できるのが強みです。

コンフォート性能を極める18インチの選択肢

見た目の迫力よりも、「とにかく家族を快適に乗せたい」というコンフォート性能を最優先にするなら、あえてインチアップをしない「18インチ」という選択肢も大いにアリです。

バネ下重量軽減の恩恵をダイレクトに感じる

18インチのBBS(RGⅡなど)を選ぶ最大のメリットは、タイヤの分厚い空気の層(エアボリューム)を残したまま、鍛造ホイール特有の「バネ下重量の軽さ」だけを純粋に味わえる点にあります。

ホイールが軽くなると、サスペンションが路面の凹凸に合わせてしなやかに動くようになります。

結果として、純正ホイールの時よりもさらに上質で滑らかな乗り心地に進化するんです。

同乗者からの評判を気にするパパさんドライバーには、実は一番おすすめのサイズかも知れません。

降雪地域のスタッドレス用として

また、雪国にお住まいの方や、冬場にスキー場へ行く方にとっては、スタッドレスタイヤ用のセカンドホイールとして18インチのBBSを探す需要も根強くあります。

冬場は路面状況が悪くなるため、薄いタイヤよりも18インチのような厚みのあるタイヤの方が安心感がありますよね。

トヨタ純正BBSホイールを流用する際のリスク

命に関わるナット形状の違いと他車種の純正流用絶対NGの警告

純正流用NGとナット形状の警告【オートパーツらぼ・イメージ】

インターネットのオークションやフリマアプリを見ていると、「セルシオ純正BBS」や「レクサスLS純正BBS」がアルファードに流用できると謳われて出品されているのをよく見かけます。

「お、純正なら品質も良いし、安くBBSが手に入るじゃん!」と思ってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。

これは非常に危険な落とし穴が潜んでいます。

世代によるP.C.D.の不一致

先ほどもお話しした通り、アルファードは30系が「114.3」、40系が「120」とP.C.D.が異なります。

例えば、レクサスLSの純正BBS(P.C.D. 120)を、30系アルファードに付けようとしても、そもそも穴の位置が合いません。

ナット座面形状の違いが生む致命的な事故

さらに恐ろしいのが、ナットで締める部分の「座面形状」の違いです。

ここが一番怖いポイントです。

トヨタ純正の平面座、BBSなど社外品の60度テーパー座、球面座の違いを図解

ホイールナットの座面形状比較【オートパーツらぼ・イメージ】

レクサスLSの純正ホイールなどは、ボルトと接する部分が丸みを帯びた「14R球面座」という専用設計になっていることが多いです。

一方で、アルファードの車体側のハブは平面座、そして一般的な社外品は60度テーパー座を基準としています。

もし、テーパー座の車体に、球面座のホイールを無理やりナットで締め付けるとどうなるか。面ではなく「点」でしか接触しなくなるため、しっかりと締め付けることができません。

そのまま走っていると、走行中の振動で徐々にナットが緩み、最悪の場合はハブボルトが折れたり、走行中にホイールが外れて飛んでいくという大事故に直結します。

安全に関わる最重要警告

車両重量、P.C.D.、ハブ径、そしてナットの座面形状がミリ単位で完全に一致しない限り、他車種の純正ホイールを流用するのは絶対にやめてください。命に関わる問題です。

多少値段が張っても、自分の車の型式に合わせて設計された社外品のBBSホイールを購入することが、最も安全で確実な選択です。

最終的なマッチングの判断は、必ずタイヤショップなどの専門家にご相談ください。

大人のローダウンを叶える車高調との相乗効果

乗り心地を純正以上に高める大人のローダウンと不快な突き上げを吸収するH.B.S.機構

大人のローダウンと車高調の仕組み【オートパーツらぼ・イメージ】

BBSの20インチを履かせたら、次に気になってくるのが「フェンダーとタイヤの隙間」です。純正の車高のまま20インチを入れると、どうしても車高が高く見えてしまう「腰高感」が出やすいんですよね。

「大人のローダウン」とは

一昔前は「車高は低ければ低いほどエラい!」みたいな風潮もありましたが、今のアルファードのカスタマイズのトレンドは違います。

単に車高を落とすのではなく、乗り心地を犠牲にしない、むしろ純正以上に快適にする「大人のローダウン」が主流です。

最新の車高調キットの実力

この大人のローダウンを叶えるためには、足回り(サスペンション)の最適化が必須です。特にミニバン専用に設計されたハイエンドな車高調キットとの組み合わせが最高です。

例えば、TEIN(テイン)の「RX1」や、アクシススタイリングの「パーフェクトダンパー」などが有名ですね。

TEINのRX1には「ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)」という油圧式のショック吸収機構がついていて、大きな段差を乗り越えた時の「ガツン!」という不快な突き上げを、サスペンションの中で熱エネルギーに変換してスッと吸収してくれます。

これがあれば、20インチの少し薄いタイヤを履いていても、路面に吸い付くようなフラットで上質な乗り心地をキープできるんです。

アライメント調整を甘く見ない

そして、足回りを交換した後に絶対に忘れてはいけないのが、3Dテスターを使った「四輪アライメント調整」です。車の骨盤矯正みたいなものですね。

また、ホイール交換時はアライメントだけでなくナットの締付トルク管理も重要です。締付値に不安がある方は、アルファードのホイール締め付けトルク完全ガイドも参考にしてください。

BBSのような鍛造ホイールは、真円度(まん丸の精度)が異常に高く、剛性もガチガチです。

そのため、サスペンションが少しでも歪んで取り付けられていると、その乱れがダイレクトにハンドルに伝わってきてしまいます。

キャンバーボルトなどの補助パーツを使いながら、プロのショップでミリ単位のアライメント調整を行ってもらうことで、初めてBBSの本当のポテンシャルを引き出すことができるんですよ。

20インチBBSの気になる価格帯と高い資産価値

ここまで読んでいただいて、「BBSが良いのは分かったけど、やっぱり値段が高そう…」と思っている方も多いと思います。正直に言います。めちゃくちゃ高いです。

初期投資はどれくらい?

新品で40系アルファード用のBBS LM(20インチ)を買おうと思うと、ホイール1本で約20万円〜21万円台。4本セットでホイールだけで80万円を超えます。

これに、ヨコハマタイヤやブリヂストン、ミシュランといった国産・欧州の高性能タイヤを組み合わせると、総額で90万円から110万円くらいかかる覚悟が必要です。(※価格は一般的な目安です)

驚くべき「リセールバリュー」

初期費用約100万円に対し予想売却額が約60万円となり実質負担が約40万円となる経済的合理性

BBSホイールの驚異的なリセールバリュー【オートパーツらぼ・イメージ】

でも、ここで考えてみてほしいのが「手放す時の価格」です。

BBSホイールの本当の凄さは、その異常なほど高いリセールバリュー(再販価値)にあります。

例えば、30系アルファード用の中古BBS(P.C.D. 114.3)であっても、ガリ傷が少なくて綺麗な状態なら、オークションで40万円〜70万円という高値で取引されています。

つい最近も、バリ溝タイヤ付きのLMの21インチセットが75万円で落札されているのを見かけました。

つまり、初期投資で100万円払ったとしても、数年後に車を乗り換える時に60万円で売れたとしたら、実質的に使ったお金は40万円ということになります。

安価な鋳造ホイールを20万円で買って、売る時に二束三文になってしまうのと比べると、実はBBSを買うという選択は、経済的に見てもかなり合理的なんです。

「いつかはBBS」と憧れる方が多いのも、この資産価値の高さが後押ししている部分が大きいですね。

BBSホイールの20インチとアルファードのまとめ

型式に合った専用設計を厳選し取り付けはプロの専門店へ依頼する安全第一のホイール選び

安全第一のホイール選びまとめ【オートパーツらぼ・イメージ】

いかがだったでしょうか。

アルファードにBBSの20インチホイールを組み合わせるという選択は、単なる見た目のドレスアップを超えて、車の持つ性能を極限まで引き上げる深いカスタマイズの世界だということがお分かりいただけたかと思います。

今回のポイントを最後におさらいしておきますね。

  • サイズの最適解:車のボリューム感、同乗者の快適性、タイヤ維持費のバランスを考えると、やはり「20インチ」が黄金比。迫力重視なら21インチ、乗り心地重視なら19インチ以下と、目的を明確にして選ぶことが大切です。
  • 互換性の厳守:30系(P.C.D. 114.3)と40系(P.C.D. 120)の互換性はありません。また、他車種の純正流用はナット座面の違いによる重大事故のリスクがあるため、専用設計のアフターマーケット品を選ぶのが絶対条件です。
  • トータルセッティング:BBSの性能を100%引き出すなら、質の高い車高調キットの導入と、専門ショップでの正確なアライメント調整が不可欠です。

BBSのホイールは、モータースポーツの世界で培われた本物の鍛造技術で作られています。

それを日本の最高級ミニバンであるアルファードに履かせることは、車好きにとって一つの究極のゴールかもしれません。

最後にお願い

この記事で紹介した価格や適合データなどは、あくまで執筆時点での一般的な目安です。車の仕様変更や商品価格の改定などで状況が変わる可能性があります。ホイールの購入やカスタムを行う際は、必ずタイヤショップやディーラーなどの専門家に直接相談し、安全第一で最終的な判断を行ってくださいね。

あなたのアルファードが、BBSホイールでさらにカッコよく、そして快適な車になることを応援しています!

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